2017年8月24日木曜日

とりあえず告知。

先月届いてたNHKからの手紙。

唐突なのですが、2005年に父親の啓介が出演したNHKのBS放送の番組が来月の9月4日と5日に再放送する事になりました。

実際この番組は今まで数回再放送をしているのですが、1年に1回お盆明けに放送します。。。とかそういった定期的な放送ではなく、数年に1回、、、、突発的にお知らせの封筒が届く、、、という感じでなかなかお知らせする機会がなかったので今回はブログでのお知らせ、という安直な手段をとってみました。

どういう番組かというと父親曰く、「漆の精製とか細々した仕事の実演みたいなのをやった、、、全体的な趣旨は忘れた、、、、」と言っておりその内容はかなり不明瞭です。

仕事場はテレビすら無い環境なので、今までこの番組を見たことがないので、ここで面白いとか退屈だなどの批評は出来ないのですが、たぶんそこそこ飽きずに観れる内容なのでは、、、、、と密かに思っています。

放送予定日
2017年9月4日(月)午前9時~
2017年9月5日(火)午前0時45分~      (深夜リピート放送)
BSプレミアム「プレミアムカフェ」枠内にて
番組名
ハイビジョン特集 和あるど 色は時から生まれる


、、、、、という予定だそうです。


最近出来上がったスプーンなど。

封筒の中身。

インタビューとか書いてある。大丈夫か、、、、


スプーン二本

一番奥はアイスのスプーン。


こんな感じで箸置きにも、、、、

アイスのスプーン。




2017年7月30日日曜日

ダイマクション・バー

先日削った「管」

今日は昨日の中塗りで使った「管」について書いてみようと思います。

「管」⇒「くだ」というのですが、漆を塗るのに欠かせない治具の一つです。
漆を塗る、、という行為は勿論手で持って塗るわけですが、漆は油汚れの着いた面ではうまく硬化しません。
なので、素手で触ったりでもしたら大変で手脂が付いた部分が乾かなくなってしまいます。

そこで写真の木の管を器物につけて管を持って漆を塗付してゆきます。


びんつけ油の入ったスチール缶と「管」

漆は硬化するのに数時間かかります。ですので漆を塗った後そのままにしておくと塗った液面が下方に垂れ下がり均一な塗膜にならない為、刷毛で漆を塗付した後は必ず天地を交互に返して、均一な塗膜を維持しながら硬化させてゆきます。
そのため、器物を天地にひっくり返す機会につけます。
下の写真の「管」は機械管「きかいくだ」とか、輪島の方言で「ギッチャリくだ」と呼ばれています。


管を付けた新作スプーン。

管を取った後。


管は鬢付け油でくっつけます。
この手の手法はびんつけ油を使うという事から察するにどうやら相当古いやり方、、、だと思うのですが、その起原は今日はあまり考えないようにします。





びんつけ油は油分ですのですので漆の硬化を阻害するものなのですが、他の油脂分よりも漆との馴染みもよく多少の研ぎ残し(びんつけ油を取った後は綺麗に砥石で油分を研ぐ)があっても問題はありません。
おそらく蠟と松脂とえごま油を混ぜてびんつけ油はつられるので、そのせいだと思われます。(蠟燭は松蠟と漆の実から作られる漆蠟と2種類ある。漆蠟の方が古い。)

これがびんつけ油。人肌で揉んでゆくとベタベタした練り消しみたいな感じになる。



昨日塗ったアイス用のスプーン。

反転させながら乾かしてゆく。

塗る前のスプーン。


返し板と呼ばれるお盆状の板の上に乗せて上塗場へ運ぶのですが、こういった道具も輪島意外では使わないものなので、産地の仕事というものの汎用性は希薄だなあと仕事をしてると毎回思います。
こんな感じ。


今回は、こういった感じで作業工程のちょっとした紹介です。

出来上がりが気になるという方ご連絡下さいませ。。。。

2017年7月10日月曜日

インダスとリアル。

今日はここ最近の出来上がった匙の木地の紹介をしようと思います。


BC2000年位のスプーンと自作のスプーンを並べる。


上の画像の匙は数年前に制作したものなのですが、この頃はある程度の量感を意識して制作していました。
こう言うと大げさなのですが象徴的なものを、、、、、と制作したものです。

中央アジアの古いモノと並べてみた、、、、のですがどうでしょうか、、、。


その裏側。


昨日制作した、直近のスプーンの木地。

漆を塗る前に撮っておく。


左右非対称スプーン。

全部並べる。

全部、、、、。

今日は途中報告です。また後日塗り上がりましたら、、、。

2017年6月16日金曜日

こはこ。

昨日仕事場の奥からでてきた珍味入れ。


昨日、上塗場の奥からもう在庫が無い、、、、、と思っていた以前制作した珍味入れがでてきた。
ちょうど深さが3㎝くらいで、薬味ネギみたいな感じのものを入れたら綺麗だな、、、と思って作ったものなのです。

しかし、今日仕事場へ向かう途中某チェーン店のドーナツ屋さんで、直径3㎝の小さなドーナツが売っていたので、今日はこの珍味入れの紹介をしたいと思います。
店員さん曰くちょうど3㎝との事でこちらの質問に対して自信満々で「はい。3㎝です」という返事が返ってきた。

この珍味入れにドーナツが入って出てきたらちょっと嬉しいだろうな、、、、と思いつつ写真撮りしてみた。


チェーン店だけに物質主義の片鱗を感じる袋に詰めてきたのだった。

二つ出てきた。左側の蓋は布目塗りになっている。

内側。

さすが物質主義の袋。怪しげなカワイさを孕んでいる。

結構美味しそうだ、、、

ピッタリ、、、

蓋も綺麗に収まりそう。
コーヒーと一緒にこれで出てきたらちょっと嬉しい。


しかし、蓋が浮いてしまった。
3㎝よりも大きいという事がこの時点で判明した。
あの、店員、、、、、。

裏面。幅8㎝  高さ4.2㎝
、、、、、と今日はこんな感じです。

2017年6月8日木曜日

spoonと。

6月10日~11日三島町ふるさと工人祭りに出店いたします。

お近くまでお越しの際は、どうぞよろしくお願いいたします。


新作のスプーン。


6月10日~11日の「工人祭り」に持って行くアイテムの紹介も今日で最後。

まだ少し紹介出来てないものもあるのですが、それは追って報告と思っています。

カレーもイケる、、、、かも。

左右非対称のスプーン。

このアシンメトリーのスプーンは始め叩き台があって制作していたのですが、フォルムに行き詰まり半ば暴走気味に思いつくままに削ってゆき、こんな感じに仕上がったのでした、、、、。
モチーフを再構築する場合はいろいろと考える時間も必要だったり、、、、、で毎回、結構試行錯誤しています。


サーバーっぽいのも作った。

手前2本が叩き台。

このスプーンは中国の古い匙をモチーフにしてみました。
取っ手の先円い穴が、ちょっと面白そうだった、、、、、。

用途不明の穴。

これは前回の続きでアイススプーンの色違い。です。
並べる。

全部並べる。


、、、、、とこんな感じです。
お近くに来るご予定がございましたら工人祭り、よろしくお願いいたします。

2017年6月5日月曜日

サラッと匙。

6月10日~11日三島町ふるさと工人祭りに出店。 

どうぞよろしくお願いいたします。


今回のモチーフ。木偶。

今回も作品 紹介です。

前回の続きでモチーフから制作するというシリーズなのですが、スプーンを叩き台にしてスプーンを作り出す、、、という行為に飽きてきたので全然違うものからスプーンが作られてもいいのではないか、、、、、と思い、上の写真の木偶をモチーフにしてスプーンを作ってみました。

新作スプーン。

これが出来上がったスプーンなのですが、あまり木偶に近い形だと使えないものになってしまうので試行錯誤した結果、ハンドル先端に顔の模様を入れる、、、というよくあるパターンになりました。
実用第一、、、、、といった感じです。

こんな感じ。


、、、それと、今回結構頑張った長皿も紹介したいと思います。

長さ30㎝と27cmのものなのですが、両方ともパン皿に、、、と作りました。

長辺30㎝の方。

裏。

スケール感を、と思いスプーンと並べみた。

長辺27cmの皿。こっちの方が使いやすいかも。

裏。

3つ並べてみた。

3つ並べて、裏。

やっぱり大きさの具合が分かりにくかったので文庫本を置いてみた。

こんな感じです。

どうぞよろしくお願いいたします。